2025/09/07公開
動的陽解法ソフトHAKAIの使い方
簡易的なFEM動的法解法ソフトである「HAKAI」を使ってみました。
入力ファイルはAbaqusのinpファイルを使用するので、Abaqusを使ったことがある人は簡単に試せるのではないでしょうか。
Abaqusラーニングエディションは1000節点までという制限がありますが、HAKAIはPCスペックの上限まで大規模モデルも扱う事ができます。
前もってインストールしておくもの
・Julia
・ParaView
Matlab版とJulia版がありますが、すべて無料で行いたいのでJulia版を使う事にします。
また、HAKAIはソルバー機能のみなのでプリ(前処理)とポスト(後処理)は別途用意する必要があります。
今回は例題を試すだけなのでプリ用ソフトは必要ありません。
ポストにはParaViewを使う事にします。
どちらもインストールは簡単にできます。(具体的な手順は検索におまかせします。)
Juliaインストール (コマンドプロンプトでjuliaを呼べるようにパスも通しておきます)
https://zenn.dev/ohno/books/356315a0e6437c/viewer/c7687c
などを参考
https://julialang.org/downloads/
ParaViewインストール
https://note.com/marusanshikaku/n/n3cd943419950
などを参考
https://www.paraview.org/download/
HAKAIのダウンロード
GitHubからダウンロードします。バージョンは最新のもので良いと思われます。
https://github.com/yozoyugen/HAKAI-fem
特定のバージョンだけダウンロードしても良いです。
私の環境ではうまくできなかったので丸ごとダウンロードしました。
使わないバージョンは削除しても良いと思われます。
解凍して任意のディレクトリに「HAKAI-fem-main」フォルダを置きます。
ここではCドライブ直下に置きます。
C:\HAKAI-fem-main
Julia版で例題を流してみる
コマンドプロンプトを立ち上げて、Juliaのメインプログラムがある階層へ移動します。
cd C:\HAKAI-fem-main\HAKAI-v0.0.2\Julia
一番簡単な例題「Tensile5e.inp」を流してみます。
「Julia」フォルダと同じ階層にある「input」フォルダに「Tensile5e.inp」を置いておきます。
Tensile5e.inpはv0.0.0のinputフォルダにあります。
以下のコマンドで解析が実行されます。
julia HAKAI_j.jl ..\input\Tensile5e.inp
数秒で解析が終了して「julia\temp」に結果のvtkファイルが出力されます。(file000~)
ParaViewで結果アニメーション表示
ParaViewを起動します。
C:\HAKAI-fem-main\HAKAI-v0.0.2\Julia\tempにあるfile.vtkのGroupを読み込みます。
file000.vtk*を選択してApplyを押します。
実際の大きさのアニメーションを見たいので、’Warp…’を選択して’Scale factor’を「1」にしてApplyを押します。
Playボタンを押すとアニメーションが表示されます。
棒形状が伸びていって切れる様子が分かります。

以上、簡易FEM動的法解法ソフト「HAKAI」の使い方でした。例題が多数あるので色々やってみてください。
